カテゴリ:探偵達のレクイエム( 4 )

探偵達のレクイエム(4)

「地蔵??どこにですか?」

再び見ると、そこには何も無かった・・・

「この島には、地蔵さんはひとつもないですよ??」

そんなわけはない!・・・気のせい?・・・まさか!!

しかし、地蔵の姿は消えていた・・・

「にゃちさん? 皆様が待っております。食事も出来てますよ」

ロキは楽しそうに笑った。

もう1度後で確かめに来よう・・・幻覚!?

「あ、はい、すいません。お願いします。」

ロキの背中を見ながら、屋敷へ5人は森の中を無言で歩いて行った。


10分程で、古い石造りの大きな洋館に着いた。自己紹介の後、各自は二階の客室に案内された。

ロキが言うには、この後4人遅れて参加するらしい。

部屋は一人用には広く、全てがアンティークのせいか古く
とても・・・薄気味悪く感じるのは、さっきの地蔵のせいだろうか・・・。

窓から外を見る

見えるわけないか・・・この島は地蔵はないってロキが言ってたし

その時突然ドアが開いた。
 
「あ!ごめんなさい!部屋間違えてしまって!」

振り返ると同じ船にいたあの女性、ユチだ。そう彼女だ。

恥ずかしそうにしてる僕は彼女に近づき手を差し出し

「君は・・・運命って信じる?」

と問いかけ、手をとる。

ユチは驚いて大きな瞳で僕をみつめてる。そして我に返り

「私・・・部屋・・・ごめんなさい。もう行きますね」

後ずさりし、部屋を飛び出した。

「待って!」

部屋を出て追いかけようとすると、部屋の外にはエドンが立っていた。

「にゃちさん、駄目です・・・彼女だけは駄目です!!」

今まで見たことも無い真剣な表情のエドンに、足が止まった。

「彼女だけは・・・??どうゆう意味だ?」

                       つづく
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by maverick101 | 2009-01-25 02:35 | 探偵達のレクイエム

探偵達のレクイエム(3)

俺たちはロキという男とともに森の中にないっていった・・・

森の中は獣道がただまっすぐとあり、周りは木ばかり

幸いにも太陽の光が俺たちの進む道を照らし出していてくれた

ロキは喋ることなくひたすらと道を進んでいく

途中いくつかの分かれ道があったが迷うことなく進んでいく

かなりこの島のこと知ってるんだな、でないとこんな獣道迷ってもおかしくない

このロキという男・・・30代くらいかな・・・ずっとにこやかにしているが、俺にはその笑いが不気味な感じがしてしょうがなかった・・・

なぜだろうただ愛想良くしてくれているのに・・・




10分くらいあるいただろうか

すると右手に変な石のようなものが見えてきた

近づいて見ると・・・

地蔵だ・・・

でもこの地蔵・・・首から上がない・・・

なんだこの地蔵気味が悪い・・・

俺はこの首の無い地蔵が気になってロキにこの地蔵のことをきいてみた

するとロキは笑いながら話しはじめた・・・


                     
                            つづく
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by maverick101 | 2006-09-14 23:20 | 探偵達のレクイエム

探偵達のレクイエム(2)

船が島に到着し俺とえどんは島に降り立った

船からじゃ分からなかったけど結構広い島だ、しかも島全体が木で覆われている

大げさかもしれないがちょっとしたジャングルだ

周りを見ると俺達の他に3人船の乗客がいた

一人はサングラスにタバコをくわえて無表情な20代くらいの男性

さらに眼鏡にスーツでいかにもインテリみたいな感じの男・・・こいつも20代くらい

最後にさっき船でみた若い女性だ

俺がそう思っているとジャングルみたいな森の獣道の中から一人の男が歩いてきた

「みなさまお待ちしておりました、わたしが館までの道案内をまかされている、「ロキ」と申します、ではさっそく館まで案内しますのでみなさまわたしについてきてください」

とその男は薄笑いを浮かべて言った

俺達5人は言われた通りそのロキという男と一緒に森の中に入っていった・・・

それが恐怖への入り口ともしらずに・・・
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by maverick101 | 2006-04-27 22:48 | 探偵達のレクイエム

探偵達のレクイエム

「ピピピピッ」

目覚まし時計が鳴った。

俺は眠い目を擦りながら頭の上にある目覚まし時計に手を伸ばした。

「8:00か・・・」

目覚まし時計を止め仕事に行く準備を始める、いつもと同じような朝だ、ほんと退屈でしかない。

俺の仕事は探偵だ、探偵といっても町外れにある小さな探偵事務所・・・まぁつまり仕事の依頼がほとんどこない廃れた探偵事務所というわけだ。

いつものように探偵事務所にむかい、来るか来ないか分からない依頼人をテレビや新聞で暇を潰しながら待っている、ここまではいつもと同じ光景だ。

「ピンポーン」

呼び鈴がなった。

俺は依頼人だと思い急いでドアを開けた

「郵便で~す」

と帽子に仕事服の痩せた青年がドアの向こうに立ってそう言った

依頼人ではなく郵便ということが分かり正直ガッカリした

なんせこの一週間依頼が一件もない、このままでは食費も危ないという状況だったからだ

サインをし、郵便物を受け取りドアを閉めた

「んっ・・・」

おかしなことに郵便物には差出人が書かれていない、でも受取人は俺の名前になっている

にゃっち様へ・・・と

そうそういい忘れてたが俺の名前は「にゃっち」という、小さい頃は変な名前とよくからかわれたものだ

とりあえず俺は郵便物を開けた

中には手紙とチケットらしき物が入っていた

とりあえず差出人のことは置いておき、手紙の中を見てみた




「名探偵にゃっち様へ

 このたび、各地の有能な人を招待してちょっとした謎解きのようなものを開催しようと思います

 つきましては名探偵と言われるにゃっち様にもぜひ参加していただきたいと思い、手紙を送ら 
 せて頂きました、尚見事に謎を解いた者には1000万を進呈いたします。」



まったく・・・ふざけた手紙だ、何が名探偵だ俺は名探偵と言われるほどの知名度も実績もない

しかも1000万だと・・・どっかの金持ちが暇つぶしのために開いたお遊びに違いないと俺は思い興味などサラサラなかった

そのとき事務所のドアが開き、陽気な若者が走りながら入ってきた

「遅れてすいませんでした~」

とその若者は笑いながらそういった

そうそういくら廃れた探偵事務所といっても助手ぐらいはいるもんさ

その助手が今笑いながら前に立っているこの若者というわけだ

「えどん!!お前毎日遅刻じゃね~か」

と俺は呆れた口調でいった

助手の名前は「えどん」3年前にいきなり押しかけてきて助手にしてくださいと半ば強引に入ったのだ

「えへへ、すいません僕朝弱くて」

と笑いながらいった、反省の色はまったくない困ったもんだ

するとえどんは机にあった先ほどの手紙を見始めた

「すげ~1000万だって~とうぜん先生はいくんでしょ?」

とえどんはうれしそうにいった

「いかね~よ、そんな怪しいもの」

と俺はさらっといってのけた

「え~だって1000万ですよ~この事務所経済的にきついからチャンスじゃないですか~」

とえどんはいった

まったくイタイところをついてくる、たしかに経済的にピンチだ、このままだったらこの事務所の家賃も払えない

追い討ちをかけるかのようにえどんはこう言った

「先生~しかも今月分の給料まだもらってないんですけど~」

とえどんはにやついた顔で俺の顔を見てきた

こいつ仕事もロクにできないくせに、そういうところは抜け目無いな・・・

「しょうがね~な、家賃のこともあるしな・・・」

と俺はため息をつきながらいった

するとえどんは子供みたいに満面の笑みで喜びながら

「やった~これでお金持ちだ~」

こいつめ・・・謎解かないといけないってことわかってるのか・・・





ー開催当日ー


「は~やっぱ海はいいですね~」

とえどんが言った

「おいおい、そんな乗り出すと船から落ちるぞ」

そうこの前手紙と一緒に入ってたチケットは船のチケットだった、どうやらどこかの島で開催されるらしい

船は結構広くて豪華客船といった感じだ

でも人の姿はぜんぜんない

おいおい、ほんとに謎解きなんて開催されるのか・・・

気がつくと周りにえどんの姿がなかった

まぁいつものことだ、あいつは騒がしいしじっとしていられない性格だからな、どっか探索してんだろ

するといつのまにか甲板には俺以外に若い女性が立っていた

20代くらいかな、髪が長く風になびいていた、かなりの美人だ

向こうがこっちに気づき微笑みながら軽くお辞儀して船の中に戻っていった

俺はそのときかるく放心状態になった、まぁつまり俺のタイプだったんだな、こんな気持ちは久しぶりだ、だっていつもいるといったらうるさい助手だけだからな

そう思っていたら、そのうるさい助手がやってきた

「先生~島が見えてきましたよ~」


ほんとだ、いつのまにか島が見えていた、無人島みたいな感じだ森に覆われている、その島の中心になにやら建物があるのが見えた

まぁ遠くだからどんな建物かまでははっきり見えなかった

そう思っていると船はいつのまにか港に到着しようとしていた

                              つづく
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by maverick101 | 2006-04-15 16:10 | 探偵達のレクイエム